『ザ・ゲーム』で提示された女を落とす催眠術「NLP心理学」とは何なのか

前々回、前回とベストセラーナンパ本『ザ・ゲーム』について考察してきました。

賛否両論ありますし、「こんなの無理だろ」という意見もわかります。

例えば265ページまでしか読んでない僕でもミステリーが男女四人に話しかけていくとかは、

さすがに盛ってるかなと思います。…そんな部分がいっぱいあります(笑)

でも…です。

「こんなの無理だろ」

で思考停止してしまっていいのかな? という思いもあるのです。

そもそも、全くナンパしない人からしたら、ナンパ自体が

「こんなの無理だろ」

というものだと思うのです。

声をかけること自体がたぶん別世界で、そこから盛り上げて携帯を聞く。

挙句の果てにその日のうちに…なんて作り話だと思われているのではないでしょうか。

けれども、僕らはそれを無理だと思わずやってきて自分の手で「事実」にしたわけですよね。

さらに言うと、僕が今まで提唱したナンパ方法も奇想天外です。

やれレモンをぶちまけて拾ってもらう、やれ書店で同じ本に手を伸ばす…

これも、嘘だろ、作りだろと思われるけど、事実なんですよね。

…で、僕すごいだろ…って言いたいわけではなく、重要なのは、

「こんなの無理だろ」

って言って何もしなかった人より、レモンをこぼしたり書店で手を伸ばしてた僕の方が、

出会えるチャンスを作っていたったっていうことなんですよね。

結果的に、どちらも最高の結果になりましたが、これは結果論なんですよ。

うまくいくかどうかなんてわからない。

ただ一つ言えることは、「こんなの無理だろ」って言って家でゲームやってた人より、

レモン転がしてた僕のほうが出会えるチャンスを作っていましたよね、これは確実に。

さらに言うと「レモンなんて無理だろ。俺は渋谷で普通に声かけするよ」

という人がいたとします。

これはいいですね。出会いのチャンスは同じくらいあります。

それに、もしかしたら、「レモンなんか転がすより、ひたすら声かけるほうが効率いい」

かもしれません。

けれども、それを実証できるのは、レモンナンパをしていた僕のほうなのです。

「これは無理だ」をやってみると、未知なる世界、前人未踏の楽園を一人で歩けるかも

しれないし、そこまで行かずとも「これはダメだった」という体験を得られます。

また、そのリアクションやそこでの会話は、普通に声をかけるだけでは得られなかったもので、それを研究することで、また「普通の声かけ」の定跡も広がっていくのです。

…ということは、『ザ・ゲーム』を読んで「これは無理だ」と思ったものも、

やってみたら案外前人未踏の楽園が広がってるかもしれませんよね。

最初からこれやればよかったじゃんていう。

様々な常軌を逸したナンパが出てきて、

奇人変人、海千山千のナンパ・アーティストたちが出てくるこの本ですが、

彼らが共通して、スタンド能力のように一人一能力くらい使うのが

「NLP心理学」

です。

NLPとは…

Neuro-Linguistic Programming

の略で、神経言語プログラミングという意味です。

1970年にベトナム戦争により心に傷を持った人たちを治すために、

リチャード・バンドラーとジョン・グリンダーが

心理学と言語学を元に体系化したプログラムです。

例えば「梅干し」と聞いただけで、唾液が出る、というように、

人間に組み込まれている「プログラム」を利用する心理療法です。

 

これを『ザ・ゲーム』では次のようにナンパに使っていました。

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